コピー機の導入を考えて調べてみると、
「料金の仕組みが複雑すぎる…」
「やっぱりリースがいいのかな?」
「レンタルって実際どうなの?」
と、不思議に感じることが多いのではないでしょうか。
実はその“複雑さの正体”の一つが、コピー機の価格が一般公開されていないことにあります。
私たちが普段買い物をするとき、多くの商品はネット検索すればすぐに価格がわかりますよね。
しかしコピー機(複合機)の場合はそうはいきません。
まるで企業秘密のように 「定価」も「相場」も表に出てこない のです。
「なぜこんなに価格が見えないのか?」
「どうして販売店によって見積りが違うのか?」
そんなコピー機業界の不思議を紐解くために、損しないための7つのポイントを
「コピー機業界のココが気になるシリーズ」として解説していきます。
コピー機の価格が公開されないのには理由がある
まるで企業秘密のように価格が公開されていないコピー機ですが、実はその背景には 業界特有の3つの構造 が存在します。
・メーカーと販売代理店の「多段構造」
コピー機業界は流通経路が複数階層に分かれている特徴がある。
・営業側の裁量
A社には100万円、B社には200万円と、顧客の規模や交渉力によって値段を変える価格差がある。
・利益構造
販売店は多く売れば仕入れ値が下がるため、値段を隠したい事情がある。
びっくりなことにコピー機は一律の値段がなく、顧客ごとの条件や交渉によって価格が決まる仕組みになっているのです!!
コピー機の価格が「見えづらい理由」についてなんとなく分かりましたか?
次は、コピー機の導入パターン別に相場を見ていきましょう。
コピー機の導入方法別の相場
コピー機の導入には大きく分けて「リース」「レンタル」「購入(新品・中古)」の3つの方法があります。
それぞれの特徴と相場を見てみましょう。
<リース契約>
最も一般的なのがリース契約です。
月々10,000〜25,000円が目安です。
印刷速度ごとの目安は以下の通りです。
分速20枚機:7,000〜15,000円/月
分速30枚機:12,000〜18,000円/月
分速40枚機:15,000〜23,000円/月
分速50枚機:18,000〜25,000円/月
ここに加えて「カウンター料金」というランニングコストがかかります。
モノクロ:2〜3円/枚
カラー:15〜25円/枚
基本料金:2,000〜5,000円
つまりリース契約では「本体のリース料+カウンター料金」が合計の月額コストになります。
<レンタル契約>
レンタルは近年注目されている導入方法です。
月額相場は 5,000〜15,000円 ほどです。
契約期間なし、審査なし、保守込みプランが多いといった特徴があります。
新設法人や短期利用、小規模オフィスに向いています。
ただし注意点もあります。
「レンタル」とうたいながら、実際はリースや中古分割購入をすすめてくる企業が多くいます。
≪見積もり依頼を絶対にすること≫≪本当にレンタルで利用できるか≫をしっかり確認する必要があります。
<一括購入>
業務用複合機を購入する場合、新品の相場は約100~400万円となります。
また、オプションをつけると400万円以上になることもあります。
中古機であれば5〜30万円が一般的で、状態によっては5万円以下で購入できるものもあります。
ただし、安すぎる中古機はトラブルやランニングコストが高いケースもあるため注意が必要です。
メーカーごとの参考価格
ここでは、導入方法(リース・レンタル・一括)を判断するための基準となる本体価格の相場感をつかむために、主要メーカーの価格帯を紹介します。
<富士フイルムビジネスイノベーション>
定価:238万〜525万円
実売相場:62万〜98万円
リース金額(5年):月11,700〜18,600円
カウンター料金:モノクロ1.2円/枚、カラー12円/枚、基本料2,550円
<京セラ>
定価:156万〜264万円
実売相場:60万〜85万円
リース金額(5年):月11,400〜16,100円
カウンター料金:モノクロ0.8円/枚、カラー8円/枚、基本料2,000円
<キヤノン>
定価:135万〜250万円
実売相場:63万〜115万円
リース金額(5年):月11,900〜21,800円
カウンター料金:モノクロ1.0円/枚、カラー10円/枚、基本料2,000円
比較すると、京セラはカウンター料金が安く、特に印刷コストを重視する企業に人気があります。
費用を抑える3つの方法
次に費用を少しでも抑えるためのポイントを3つご紹介します。
- 自社ニーズに合った機種を選ぶ
業務に必要な機能・スペックを満たす機種を選ぶことが、コスト削減の第一歩です。
たとえば、最新機種は印刷効率に優れていたり、便利な機能が豊富だったりするため、導入することで業務効率が上がります。
一方、相応のランニングコストが発生するため、最新機種が必ずしも自社にとって、ベストな選択とは限りません。
月間印刷枚数・印刷速度・印刷コストを比較検討し、自社に最適な機種を選ぶことで、結果的にコストを抑えられます。 - 複数社から相見積もりを取る
最低2社から見積もりを取ることで、より良い条件で契約できる可能性があります。
リースの場合は一度契約すると5年以上は中途解約できないため、会社選びは慎重です。 - 値引き交渉をする
印刷枚数が多いことや他社からも見積もりを取っていることを伝えるだけで、値引きに応じてもらえるケースがあります。
特にカウンター料金の単価は、交渉次第で長期的に大きな差につながります。
導入方法だけでも、月額の考え方やリスクが大きく変わることがわかりますよね。
では、実際によくある“失敗例”にはどんなものがあるのでしょうか?
ここからは、業界でありがちな注意ポイントを紹介します。
コピー機導入でよくある失敗事例
<「カウンター料金0円」に飛びついた結果…>
「カウンター料金が0円」と聞くと、お得に感じますよね。
しかし実際には、月額リース料に印刷コストが上乗せされているケースが多く割高になることがあります。
「印刷してもお金がかからない!」と思って契約したのに、実際は他の項目でしっかり請求されていた…という失敗は珍しくありません。
<リース契約の縛りで変更できない>
「最新機種を導入できる」と思ってリース契約を結んだものの、5年や7年の長期契約で途中解約ができないため、業務内容が変わっても使い続けるしかないケースがあります。
「もっと安いプランに変えたい」「カラー印刷が減ったからモノクロで十分」と思っても、契約途中では自由に変更できません。
<安い中古機を購入して後悔>
初期費用を抑えようと中古コピー機を購入したものの、すぐに故障して修理費が高額になったという失敗もあります。
特に格安(5万円以下など)の中古は「本体価格は安いが、保守契約がないためトラブル対応にお金がかかる」という落とし穴があります。
<保守拠点から遠くて対応が遅い>
「どこの業者でも同じ」と思って契約したら、保守拠点が遠方にあり、トラブル対応に1週間以上かかるなんてこともあります。
営業マンの「すぐ駆けつけますよ!」を鵜呑みにせず、実際にどれくらいで対応してもらえるのか事前確認が必要です。
<トータルコストを見ていなかった>
「月額リース料が安いから契約した」のに、フタを開けてみるとカウンター料金や保守費用が高く、トータルでは他社より割高になることもあります。
コピー機の契約は「本体の値段」よりも「毎月の総額」が重要です。
失敗しないためのコピー機導入チェックリスト
コピー機の契約は「営業マンに任せきり」だと失敗してしまいます。
導入前に、次の項目をチェックしてみてください。
<契約前に確認すべきこと>
総額
契約期間・解約条件
保守対応(修理・部品交換・トナー補充)
<自社の利用状況を見直すポイント>
毎月の印刷枚数
必要な機能と不要な機能を切り分け
利用期間に応じてリース・レンタル・購入を検討
<複数社比較で確認すること>
複数社から見積もり
リース料とカウンター単価の比較
ここまで確認しておけば、大きな失敗はほぼ避けられます。
ただし、そもそも料金体系が複雑な会社を選んでしまうと、どれだけ注意しても判断が難しくなってしまいます。
【まとめ】
コピー機は相場が見えにくい商品で本体定価と実売価格に大きな差があります。
だからこそ、情報を持つことが大事なポイントとなります。
リース契約の相場は月1〜2万円+カウンター料金ですが、実際の支払額は選ぶ機種・契約条件・交渉次第で変動します。
導入時は、
・複数社から相見積もりを取る
・リース料だけでなくカウンター料金も必ず確認する
・自社の印刷枚数に合った機種を選ぶ
ことが大切です。
この3つを実践するだけで、総額で数十万円以上の差が出る可能性もあります。
コピー機は「値段が公開されない」「契約内容が複雑」という特徴があるため、つい営業トークに流されがちです。
ポイントを押さえておけば無駄なコストを避け、安心してコピー機を導入することができます。
「なんだかコピー機って複雑だな…」と思っている方にこの記事が参考になればとてもうれしいです。
補足 なぜ「会社選び」が重要なのか?
先ほどお伝えしたように「レンタル」と言いながら、実際にはリース契約や中古の分割購入をすすめてくるケースがあります。
だからこそ、導入時には
・見積もりを必ず依頼すること
・契約内容が本当にレンタルになっているか確認すること
がとても大切です。
「どこを選べばいいのかわからない」という方こそ、“料金の見える化”ができている会社 を選ぶと失敗しません。
レンタルの代表的なサービスとして、私は ゼロコピ をおすすめしています。
契約の縛りがなく月額料金に保守費用が含まれており、本当にレンタルでの利用が可能です。
さらにリース契約にも対応しているので、企業の状況やニーズに合わせて柔軟に選べるのも安心です。
相談すれば、「レンタルとリースのどちらが自社に合っているのか?」を客観的に比較でき、納得のいく導入判断ができるはずです。
よく分からないまま契約する」のではなく、納得したうえで選ぶことが後悔しない一番の近道です。
次回は、コピー機業界でよくある「営業トークの裏側」について解説していきます。


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